胸を張ってチーポ宣言!実は地球に優しい生き方を支援することが最終的な目的

Kaori Kitagawa

想像以上にディープな創業者たちの信念

ここ数ヶ月、日本の英字メディア(具体的に言うと新聞と映像)で弊社、ファストトレインが最も誇るブランド、Tokyo Cheapoこと「東京チーポ」と、その創業者であるクリスとグレッグが紹介されたのでそのことについて少しお話をしたい。

弊社はどこか大手企業から投資を得て運営しているわけでもなく、自由で楽しい風土がある会社である。基本、「日本を訪れる英語圏の人たちに正直で本当に役に立つ情報を提供しよう。」「東京で想像以上に出費を抑えて最大限に楽しく過ごす方法を伝えよう。」という、なんとも純粋で良心的な気持ちから始まっている会社だが、今年5月にShingetsu News に取材された映像からはそれだけでなく、もっと深い信念があることが伺える。

映像の2分目あたりから創業者の一人のクリスが言っている内容にご注目いただきたい。簡単に訳すとこんな感じだ。

「私達は皆が身分相当の暮らしをすることを薦めたいのです。お金持ちじゃなくても気にする事はないし、今ある自分の生活に満足するべきだと思うのです。」

「現代社会には慢性的で壊滅的な問題があります。それは消費社会であって、目立つ消費、浪費が本当に多いこと。地球の資源なんてそっちのけであること。先進国に特に言える事であって、上をみたらきりがない。もっと稼がなきゃという気持にならず、ありのままの自分、そしてその生活水準を受け入れることが大事だと思うのです。」

インタビューされている創業者二人の会話は比較的聞き取りやすくゆっくり話しているので、英語が聞き取れないかも、とのご心配がある方はYouTubeの画面右下あたりにある “CC” と書かれた字幕機能ボタンをオンにして、是非全編をご覧いただきたいと思う。

誤解を解くために:我々の「チーポ」の定義とは

Photo by rail02000 used under CC

そして7月に家族との海外旅行の帰りに成田の「おかえりなさい Welcome to Japan」のメッセージが書かれた通路で重いスーツケースを引きずって歩いていた時に、外国人向けの情報誌が複数置かれている棚に目がいった。個人的に昔から愛読していて多くの日本人もおなじみの英字新聞、ジャパンタイムズの番外編が置いてあったので、それを手に取った。

主人がトイレから出てくるのを待っている間に何気なしに一面を見ると、そこには「東京チーポ」の名前が。弊社に多くの記事を投稿してくれているベテラン記者、Carey Finnの記事だった。

記事内容は、「破産しなくても(東京の)夏を満喫する方法」というもの。消費を抑えても、東京という大都市ではやることが山ほどあり、そこにフォーカスした記事だった。記事の後半に筆者がTokyo Cheapoのライターであることや、創業者含むスタッフたちからのコメントも掲載されていた。

Cheapoという言葉の訳を調べると「安っぽい」と最初に出てくるが、正直、Tokyo Cheapoの信念はそのようなニュアンスではなく、「無駄使いをしないで過ごす、既に周りにあるものに気付き、それを楽しむ」という意図であることが、上記の記事からも、Shingetsu Newsの映像からもサイト自体からも分かっていただけると思う。

映像でも語っているが、Cheapoという言葉のせいで場合によっては少し誤解を招くこともあるかもしれないが、正直、単刀直入な英語圏の文化からするとそんなにおかしな言葉の使い方ではなく、かえって気さくで親しみを感じたりもする。(ちなみに、米国発信の旅券発行会社でCheapo Air(チーポ エア)という、同じく「チーポ」という言葉が名前に入っている会社があるが、かなりの知名度の高い良質サイトであり筆者も時折使っていたりする。)

今後も胸を張ってチーポとして、東京チーポ、ジャパンチーポも羽ばたきたい。

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