訪日対策はまだまだこれから?!外国人の本音を聞いてみた。
2020年東京オリンピックに向けて訪日対策に注目が集まる中、国内外に住む外国人読者994人に対してオンラインアンケート調査を今年行った結果を皆とシェアしたいと思います!
具体的に見てみると、対策にはまだまだ改善余地はあるなあ、という結果になりました。
具体的に見てみると、多くの訪日観光客は日本の文化や伝統にとても興味を持ってい反面、訪日プロモーションを強化するには特に宿泊・観光、飲食業界などにてまだ改善余地のあるようです。
ネットインフラ業界に関して
ソーシャルメディアを毎日使用する人が世界的にも増えたこともあり、より多くの人が日本に滞在中も自分で管理できるインターネット接続を随時求める傾向が強まってきました。2015年には63.8%の人が宿泊施設やコーヒーショップ等の無料wifiを中心に使っていたのに、そのような場所に依存したwifiを使う人は46.4%までに減って、現在はレンタルポケットwifi、日本国内で使えるSIMカード、そして母国のローミングサービス使用が増えて、ネット利用者の半分以上がそのような手段で接続をしてる状況になっています。どうやら、旅行中に自写撮りたり、旅行先で速攻インスタやフェイスブックに載せるのは、世界中で共通しているトレンドのようです。
宿泊や観光サービスに関して
日本ではメディア報道の影響もあり「民泊」というとネガティブな印象が強まってしまいましたが、東京オリンピックに向けて宿が足りないのも現実だし、海外の人は基本、抵抗がないのも事実。そういうこともあり、約40%のユーザーがAirBnBの宿泊施設に滞在しているというのは驚きではないですよね。また、日本での宿泊先などの予約も大半がBooking.comなど外資系の旅行サービスサイトを利用。その理由は、国内ツアーを予約するための旅行会社などのウェブサイトは大抵言語が日本語のみであるほか、レイアウトが古く使いづらいためだそう。まだまだ日本人が発信するツアーパッケージや宿泊サービスは観光客には浸透していないようです。
交通機関や交通サービス業界に関して
電車の駅や案内は最近英語や中国語、韓国語などでの表示が増えたなあ、と日本人でも気付いていると思いますが、やはり交通機関の訪日対策はそれなりに充実してきているという意見が多いようです。90%ほどの人が問題なく交通機関で移動できると感じていて、苦情さえも2014以降減っているようです。JR、やるね!
食事や飲食業界に関して
ここはまだまだ課題があるよう。先日、ニューヨークから始めて日本に遊びに来ていた友達も言っていたけれど、多くの東京のレストランには英語メニューが少ないことから、注文に悪戦苦闘していたと言っていた。食べ物・レストラン・飲食に関しては、回答者の約90%が日本の食べ物に興味があると回答した一方で、回答者の約25%がレストランの予約、英語メニューの欠如、注文のトラブル、特殊な食事への対応が無い事に困っているという結果がアンケートからも出てきました。
私達も訪日対策に貢献できるように、今後も役立つ情報をTokyo Cheapo, Japan Cheapoのサイトに掲載する他、昨年開局してから既に6800人以上フォロワーがいるYouTubeチャンネルにて日本各地の面白い場所を紹介するなどして、これからも役立つオリジナルコンテンツを発信していこうと思います。